記憶と再会。12年越しの奥飛騨温泉郷、新たな発見の旅

  • 2025年6月15日
  • 2025年6月15日
  • 紀行

12年の時を経て、再び奥飛騨温泉郷を訪れました。毎年恒例のT夫妻との
旅行先を相談する中で、12年前に新平湯温泉で食べた「飛騨牛」の味が
忘れられないね、という話になり、今回の旅が実現。
梅雨入り前の6月4日~5日、一泊二日の日程です。
旅の幕開けは、前日の雨が嘘のように晴れ渡った富山市から。
お昼は富山市ガラス美術館近くの寿司居酒屋「こざる」で、その名も
**『ばくだん丼』**を初体験。いくら、ねぎとろ、納豆、おしんこ、
とびっこなどがたっぷり入った、まさに“爆弾”のような丼は、今までに
ない味わいでした。残念ながらガラス美術館は休館日でしたが、
富山市から車を走らせること約2時間、高山市内へ。古い町並みを散策
すると、12年前との大きな違いは外国人の多さでした。かつて訪れた
飛騨の家具店を探し回りましたが、宮川朝市通りに面した
**「街の駅 匠館」**として生まれ変わっており、その規模に驚きました。
新潟ではあまり目にしない一枚板や無垢板が100枚以上も揃えられており、
飛騨高山の木工文化の奥深さを改めて感じました。
今夜の宿泊は奥飛騨温泉郷の**「花ごころ 万喜(ばんき)」
2、3年前に経営者が代わったとのことですが、12年前と変わらない趣ある
たたずまいでした。夕食は今回の旅の最大の目的である
「飛騨牛のしゃぶしゃぶ」**!きめ細やかな霜降りの飛騨牛は、
口に入れた瞬間にとろけるような柔らかさ。まさに至福の味で、
久しぶりの満腹感に浸りました。翌朝の朝食も彩り豊かで大変美味しく、
食後にご挨拶に来てくださった女性の料理人の方が、12年前も料理を担当
されていたと伺い、納得しました。道理で、当時の味や盛り付けの記憶と
重なるわけです。
 旅の2日目も快晴!**「新穂高ロープウェイ」で北アルプスの雄大な
景色を空中から満喫しました。一年中運行しているというのも驚きです。
帰路は長野県を経由し、上高地は次回の楽しみに。代わりに信州中野市
一本木公園の「バラまつり」**に立ち寄りました。850種3000株もの
バラが咲き誇る見事な光景は圧巻の一言。2日間で800キロを
走り切りましたが、無事に家路に着くことができました。